一曲、踊ってくれませんか?
「社交ダンス、楽しそうだな」
かつては私も、単にそう憧れていた一人でした。
難しくてついていけないかもしれない。ちょっと気恥ずかしいし・・・。
そんなふうに悩んで、一歩を踏み出せなかったこともあります。
でも、思い切ってやってみると、そこにはまったく違った世界が開けていました。
きらびやかなドレスに身をつつみ、どきどきしながら、明りを落とした舞踏会場に足を踏み入れる。
「一曲、踊ってくださいませんか?」
素敵な微笑みで誘われたあなたは、手をひかれ、
会場の中央にゆったりと歩いていきます。
息遣いだけが聞こえる、しばしの静寂。
そして、音楽スタート。
おもむろに手を上げて、パートナーの手を握る。
そうしてスムーズに一歩目を踏み出したときから、 ダンスの世界へと入っていきます。
相手のリードに合わせてステップを踏み、パートナーの手を背中に感じながら、まぶしいくらいに照らすスポットライトがときおり目に飛び込んできます。
「とっても素敵ですよ」
あなたの耳元で、パートナーが優しくささやきます。
あなたは魅力的な微笑みを返し、時間が止まってほしいと思うほどの充実感の中へ戻っていきます。
ここでは、あなたが主役。
ドレスにつつまれダンスを踊るあなたは、誰よりも美しい。
本気で夢中になれるものを見つけ、それに打ち込んでいるとき、人は輝きます。
毎日が飛ぶようにすぎていった、あの充実した日々が再びやってくるのです。
あなたは覚えていますか?この瞬間が永遠に続いてほしい、と思ったときのことを。
心のままに素直に笑い、子どものように涙を流し、それでも自分をわかり、受け入れてくれた人がいました。
たくさん迷うこともあるけれど、不安もあるけれど、 でも少なくとも今,この瞬間だけは幸せだと言える。そう感じた、あの頃のことを。
あなたがもう一度輝け、今日より素敵な明日が待っている。
それが、社交ダンスだと思うのです。
社交ダンスに年齢は関係ありません。
悩んでいるのはやりたい証拠。ぜひ、始めてみてください。
きっと後悔はしないと思います。
ダンス講師としてではなく、社交ダンスを心底愛する一人の人間として、あなたとどこかの舞踏会でお会いできる日を心から楽しみにしています。